【メモ書き】 2015年中国スマートフォンベンダー販売数データ

後々、資料などを作成するときの備忘録を兼ね。
本当はアップルやサムスンなど海外ベンダーの中国市場でのデータも照らし合わせられれば良いのですが、現時点、資料もないのでそちらは追々。


华为(Huawei)
2015年 - 1.09億台(中国国内での販売数:6301.2万台)
2014年 - 7500万台

TCL
2015年 - 8354.6万台(ガラケー含む、※海外販売比率が高そう)
2014年 - 7349万台

小米
2015年 - 7300万台
2014年 - 6112万台

联想(モトローラブランド含む)
2015年 - 7050万台
2014年 - 約9000万台

中兴(ZTE)
2015年 - 5600万部台(中国国内での販売数:1500万部)

OPPO
2015年 - 5000万台(その中でR7、R7S、R7 Plusの主力製品群の販売数は1500万台)

Vivo
2015年 - 4000万台強

华硕(ASUS)
2015年 - 2050万台
2014年 - 850万台

魅族(Meizu)
2015年 - 2000万台(昨年同期比350%増、魅蓝シリーズの販売数は1000万台超)

乐视
2015年 - 500万台(2015年5月19日に初となる製品を発売したので実質7か月強のデータ)


情報元 => 新浪財経DoNews艾媒网TechWeb-1TechWeb-2映象网

中国の「新広告法」で利用が禁止されているキーワード例

今年の9月1日から中国では新広告法が施行されました。

10歳以下の子供を広告塔などに採用してはいけない、というような記事は日本語化されいていることもあり、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんし、同法はインターネットにおける広告に関しても言及されていて、ソーシャルメディアなどにも影響を及ぼしており、微信(WeChat)でも虚偽広告を投稿する、もしくはその情報を転送するなどの際に罰則を受けることになるので、他のブログでも紹介しました。

その後、同法について調べていると、携帯メーカーの小米科技(シャオミ)が同法で禁じられているキーワードを同社のサイトで採用しているという疑いで調査を受けることになりそう、という記事をみつけ、そもそも禁じられているキーワードってなんだろう?と思い調査してみたところ、数も多く、使ってしまいがちなキーワードもいくつか見かけたため、まとめてみることにしました。
 
同新広告法で利用が禁止されているのは以下のキーワードです。

● “最”という言葉が含まれるキーワード:
最、最佳、最具、最爱、最赚、最优、最优秀、最好、最大、最大程度、最高、最高级、最高档、最奢侈、最低、最低级、最低价、最底、最便宜、时尚最低价、最流行、最受欢迎、最时尚、最聚拢、最符合、最舒适、最先、最先进、最先进科学、最先进加工工艺、最先享受、最后、最后一波、最新、最新科技、最新科学。

 
シャオミが調査対象になったのも上記にある“最佳(=最も良い)”というキーワードを同社サイトの広告に掲載していたためなのですが、その他にも最高级(=最高級)や最低价(=最低価格)、最先进(=最先端)、最后(最後)などのキーワードも利用が禁じられています。


●“一”という言葉が含まれるキーワード:
第一、中国第一、全网第一、销量第一、排名第一、唯一、第一品牌、NO.1、TOP.1、独一无二、全国第一、一流、一天、仅此一次(一款)、最后一波、全国X大品牌之一。

 
中国第一(=中国で一番)、销量第一(販売数第1位)、NO.1、全国X大品牌之一(全国X大ブランドの1つ)などの利用が禁止されています。


●“级/极(級/極)”という言葉が含まれるキーワード:
国家级、国家级产品、全球级、宇宙级、世界级、顶级(顶尖/尖端)、顶级工艺、 顶级享受、高级、极品、极佳(绝佳/绝对)、终极、极致。

国家级(=国家級)、全球级(=ワールドクラス)、极佳(=極めて良い)、终极(究極)などの利用が禁止されています。

 
●“首/家/国(初/家 or 占/国)”という言葉が含まれるキーワード:
首个、首选、独家、独家配方、首发、全网首发、全国首发、XX网独家、首次、首款、全国销量冠军、国家级产品、国家 (国家免检)、国家领导人、填补国内空白、中国驰名(驰名商标)、国际品质。

首个(=初の)、独家(=独占)、全国首发(=全国初)、国际品质(国際品質)などの利用が禁止されています。


●ブランドを連想させるキーワード:
大牌、金牌、名牌、王牌、领袖品牌、世界领先、(遥遥)领先、领导者、缔造者、创领品牌、领先上市、巨星、著名、掌门人、至尊、巅峰、奢侈、优秀、资深、领袖、之王、王者、冠军。

名牌(=有名ブランド)、领先(=業界をリードするなどの意味)、之王(=の王)、冠军(=優勝、制覇などの意味)などの利用が禁止されています。


●虚偽に関連もしくは連想させるキーワード:
史无前例、前无古人、永久、万能、祖传、特效、无敌、纯天然、100%、高档、正品、真皮、超赚、精准。

史无前例(=前例のない)、永久(=永久)、万能(=万能)、100%、正品(=正規品)などの利用が禁止されています。


●権威の表現、又は連想させるキーワード:
老字号、中国驰名商标、特供、专供、专家推荐、质量免检、无需国家质量检测、免抽检、国家XX 领导人推荐、国家XX机关推荐、使用人民币图样(央行批准除外)

老字号(=老舗)、专供(独占提供)、国家XX 领导人推荐(=国家のxxさんが推薦)、国家XX机关推荐(国家のxx機関が推薦)、人民元のお札イメージ(政府に認可されたものは例外)などの利用が禁止されています。

 
●詐欺に関連、もしくは連想させるキーワード:
・ 消費者に誤解を与える疑いのあるキーワード
点击领奖、恭喜获奖、全民免单、点击有惊喜、点击获取、点击转身、点击试穿、点击翻转、领取奖品

点击领奖(=クリックしてゲット)、恭喜获奖(=受賞を祝う意味)などの利用が禁止されています。

・消費者を誘導しかねないキーワード
秒杀、抢爆、再不抢就没了、不会更便宜了、没有他就XX、错过就没机会了、万人疯抢、全民疯抢/抢购、卖/抢疯了

秒杀(=秒殺)、不会更便宜了(=最安値)、错过就没机会了(=2度と機会は訪れない)、全民疯抢/抢购(=皆が我先にと買い急ぐような煽りの意味)などの利用が禁止されています。


●時間に関連するキーワード:
随时结束、随时涨价、马上降价

随时结束(=ほどなく終了)、随时涨价(=ほどなく価格が上がる)、马上降价(=間もなく価格が下がる)などの利用が禁止されています。


その他、医療用語や“带来好运气(=良い運気をもたらす)”や“筯强第六感(第六感を増強)”などの迷信めいたキーワードなども利用が禁止されているようです。

上記、書いていて「中国でよく見かけるキーワードが多いな」という感想を持ちました。成り行きは今後見守らないといけないですし、全てをカバーできているわけではないと思いますが、中国市場での広告担当、マーケティング担当の方々の一助になれば幸いです。


情報元 => 百度文庫-1百度文庫-2

世代交代を進めるアリババ 1970年代以降生まれが管理職の97%を占める

先日、決算発表と同時にCEOの交代が発表されたアリババグループ

現在のCEOジョナサン・ルー(中国語表記:陆兆禧)氏の後任に現在のCOOダニエル・ヂャン(中国語表記:张勇)氏にCEOに就任するわけですが、同ダニエル・チャン氏は上海財経大学を卒業後、2社ほど会計事務所に勤め、その後中国オンラインゲーム大手の盛大社のCFOに就任し、その後アリババグループタオバオに参加し、2007年12月には同社の副総裁兼CFOに就任するなど、財務畑を歩んできた方です。

今回のダニエル・ヂャン氏の就任にはそういった財務面に強い方をグループのCEOにという側面もあったのでしょうが、もう1つ大きなテーマとして経営陣、管理層の若返り、世代交代ということも含まれているようです。

中国は80后(1980年代生まれ)、90后(1990年代生まれ)など、10年ごともしくは85后(1985年以降生まれ)など5年毎を単位として世代を表現することが多いのですが、今回のダニエル・ヂャン氏は70后と呼ばれる1970年代生まれで、これは2013年1月に創業者でもあるジャック・マー(马云)氏がCEOの座を辞任し、先のジョナサン・ルー氏にその任を引き継ぐ時に語った『インターネット(業界)は若い人たちの天下。60年代生まれの人間は管理職から離れ、70年代、80年代の仲間たちに託していくべき』ということが具現化された面もあります。

実際にアリババは管理職という点でも70后、80后が占める割合は非常に高く、70后が全体の45%、80后が52%と1970年代以降で実にアリババグループ全体の管理職の97%を占めています。また、アリババグループで管理職と定義されている人数は総計1,289人らしいのですが、うち34.2%にあたる441人が女性管理職とそこそこ高い比率を占めているようです。

また、現在の新入社員世代の90后(1990年代生まれ)、70后や80后の後を担うであろう社員が3000人超いて、全体の12%を占めているというのも特徴かもしれません。


企業にとって世代交代、特に創業者からの引き継ぎというのは非常に難しい問題ですし、女性管理職の登用率アップ、などというのもよく耳にする話題ではありますが、その2点からもアリババは非常に参考になる企業といえるかもしれませんね。


参照サイト => TechWeb-1TechWeb-2新浪微博

2012年中国の祭日日程

ここ3年の恒例ということで今年も(^^

今年は例年より2日早く12月6日に国務院から2012年の祭日スケジュールが以下のとおりに発表されました。


一、 元旦

  休みの期間 : 1月1日(日)〜 3日(火)
  調整出勤  : 2011年12月31日(土)は祭日調整のため出勤日に。


二、 春節

  休みの期間 : 1月22日(日)〜 28日(土)
         ※1月22日が旧暦の大晦日で23日が元旦。

  調整出勤  : 1月21日(土)と1月29日(日)は祭日調整のため出勤日に。


三、 清明

  休みの期間 : 4月2日(月)〜 4日(水)
         ※4月4日が清明節の休日

  調整出勤  : 3月31日(土)と4月1日(日)は祭日調整のため出勤日に。


四、 労働節

  休みの期間 : 4月29日(日)〜 5月1日(火)
         ※5月1日が労働節の休日

  調整出勤  : 4月28日(土)は祭日調整のため出勤日に。


五、 端午

  休みの期間 : 6月22日(金)〜 24日(日)
         ※6月23日が端午節の休日


六、 中秋節国慶

  休みの期間 : 9月30日(日)〜 10月7日(日)
         ※9月30日が中秋節、10月3日が国慶節の休日

  調整出勤  : 9月29日(土)は祭日調整のため出勤日に。



昨年と比較すると、端午節が6月初旬から後半へ、中秋節国慶節の休みが連続になったのが特徴ですね(^^




情報元 => 华股财经广西新闻网

アンケート: 過去10年のIT利用実態と未来10年の重点投資

中国のITValueという団体がIT利用実態を聞いたアンケート結果を公表したのでご紹介。

今年の8月にCIO(及びそれ相当)をターゲットに行われたイベントで行われたアンケートで、有効回答数は93件と少ないのと、こういったイベントに来るくらいの人たちなのである程度ITリテラシーの高い会社であることが予測されるのですが、何かの参考になれば(^^

まず1番上のグラフは何時コア業務をIT化したか、という調査です。
半数近くが2001年までにIT化を行なっており、17%は1997年よりも前にIT化したと回答しています。


2番目は過去10年でどんなシステムに一番コストを費やしたか、と言う調査です。
ERPが60%とダントツトップで他はドングリの背比べ状態です。


3番目は過去10年でITがあなたの会社にもたらした最大の価値は、という調査です。
运营价值、すなわち運営管理(≒経営)への効果が53%でトップで、戦略価値 21%、財務的価値 16%と続いています。この辺は2番目のアンケートでERPに一番お金をかけたとのことでしたが、その辺の効果が出た、ということでもあるのでしょうか。。。(^^


最後は今後10年で企業に影響をもたらすと思われるキーワードを複数選択してください、という調査です。
モバイル化が73%とトップで、クラウドコンピューティング/SaaSとコンシューマ向けITと企業向けITの融合が並んで55%と続いています。

この辺はスマートフォンタブレットなどの業務利用やクラウドコンピューティング環境、SaaS環境との併用、そしてソーシャルネットワークなどどちらかというとコンシューマ向けに提供されているサービスなども業務に融合していこう、ということなのでしょうか。


いずれにしても中国では”モバイル”、”クラウドコンピューティング/SaaS”、”BtoBとBtoCの融合”などがビジネス機会になっていくのでしょうね(^^


情報元 => 商业价值

中国国家統計局 ”第6回全国人口調査”を発表

中国の国家統計局が第6回目となる”全国人口調査”の概要を発表したので、下記にまとめておきたいと思います。


1. 人口総数(1,339,724,852人)
今回の調査では13.39億人と発表されましたが、第5回目の調査となる2000年と比較すると7390万人増加、増加率は5.84%で、年平均増加率は0.57%となるそうです。これは、1990年〜2000年までの年平均増加率1.07%と比較すると0.5%の増加率減少となるそうです。


2. 世帯数
世帯数は全部で4億152万となり、各世帯ごとの平均人数は3.10人となるそうです。
これは2000年調査の平均人数3.44人から0.34人の減少結果となっていますが、出生率の減少や若年層が結婚後に独立した住居を構えることなどが原因となっているのであろうと推測されています。


3. 性別構成
男性人口が51.27%を占め,女性人口は48.73%を占めるそうです。
2000年の調査では女性を100とした場合、男性は106.74でしたが、今回は105.20と減少傾向にあるようです。


4. 年齢別構成
0〜14歳が占める割合は16.60%で2000年の前回調査より6.29%下がっているそうで、逆に60歳以上は13.26%と前回調査より2.93%上昇しているそうです。65歳以上と対象を絞っても占める割合は8.87%で前回調査よりも1.91%上昇しているとのことです。


5. 民族別構成
漢族 91.51%、少数民族 8.49%という構成になっています。
2000年の前回調査では漢族が91.59%で少数民族が8.41%だったので、わずかながら少数民族の比率が上昇していることになります。


6. 教育水準別構成
こちらは10万人あたりに占める割合です。
大卒レベル      8,930人(前回: 3,611人)
高校〜中学レベル  14,032人(前回: 11,146人)
小〜中学レベル   38,788人(前回: 33,961人)
小学校レベル    26,779人(前回: 35,701人)


文盲率(15歳以上が対象)は4.08%で前回の6.72%より2.64%減少しています。


7. 都市と農村の人口分布
都市圏が6億6557万人で総人口の49.68%を占め、農村部が6億7415万人で50.32%を占めているそうです。
都市圏の比率は前回調査より13.46%上昇しているそうです。


8. 地区別構成
東部地区 37.98%、中部地区 26.76%、西部地区占27.04%、東北地区 8.22%という構成になっているそうです。
省・直轄市自治区別の人口数ランキングは広東省山東省、河南省四川省江蘇省の順とのことです。


9. 人口流動
戸籍と現在の居住地が異なる人数は2億6139万人だそうですが、これは居住地とされるのが6ヶ月以上の滞在という条件なので、短期出稼ぎの労働者などを含めると人口流動はもう少し多いのかもしません。




翻訳を中心に簡単にまとめましたが、やはり「少子高齢化」、「核家族化」というのは進んでいるのですね。



情報元 => 凤凰网

2011年中国の祭日日程

2009年分2010年分と書いているので恒例の記事ということで(^^;


今年も前2年と同様に12月8日に国務院から2011年の祭日スケジュールが以下のとおりに発表されました。



一、 元旦
  休みの期間 : 1月1日(土)〜 3日(月)

二、 春節
  休みの期間 : 2月2日(水)〜 8日(火)
  調整出勤  : 1月30日(日)と2月12日(土)は祭日調整のため出勤日に。

三、 清明
  休みの期間 : 4月3日(日)〜 5日(火)
  調整出勤  : 4月2日(土)は祭日調整のため出勤日に。

四、 労働節
  休みの期間 : 4月30日(土)〜 5月2日(月)

五、 端午
  休みの期間 : 6月4日(土)〜 6日(月)

六、 中秋節
  休みの期間 : 9月10日(土)〜 12日(月)

七、 国慶
  休みの期間 : 10月1日(土)〜 7日(金)
  調整出勤  : 12月8日(土)と9日(日)は祭日調整のため出勤日に。



以上ですが、2011年の一般的な会社員の年間休日総数は115日になるそうです。

そして労働法上、勤続年数が満1年から満9年だと5日、満10年から満19年だと10日、満20年になると15日の有給休暇が与えられるため、実際は年間120日から130日の休みになるとのこと。




カレンダー形式の画像などもあったので、こちらも掲載しておきます。