中国国家統計局 ”第6回全国人口調査”を発表

中国の国家統計局が第6回目となる”全国人口調査”の概要を発表したので、下記にまとめておきたいと思います。


1. 人口総数(1,339,724,852人)
今回の調査では13.39億人と発表されましたが、第5回目の調査となる2000年と比較すると7390万人増加、増加率は5.84%で、年平均増加率は0.57%となるそうです。これは、1990年〜2000年までの年平均増加率1.07%と比較すると0.5%の増加率減少となるそうです。


2. 世帯数
世帯数は全部で4億152万となり、各世帯ごとの平均人数は3.10人となるそうです。
これは2000年調査の平均人数3.44人から0.34人の減少結果となっていますが、出生率の減少や若年層が結婚後に独立した住居を構えることなどが原因となっているのであろうと推測されています。


3. 性別構成
男性人口が51.27%を占め,女性人口は48.73%を占めるそうです。
2000年の調査では女性を100とした場合、男性は106.74でしたが、今回は105.20と減少傾向にあるようです。


4. 年齢別構成
0〜14歳が占める割合は16.60%で2000年の前回調査より6.29%下がっているそうで、逆に60歳以上は13.26%と前回調査より2.93%上昇しているそうです。65歳以上と対象を絞っても占める割合は8.87%で前回調査よりも1.91%上昇しているとのことです。


5. 民族別構成
漢族 91.51%、少数民族 8.49%という構成になっています。
2000年の前回調査では漢族が91.59%で少数民族が8.41%だったので、わずかながら少数民族の比率が上昇していることになります。


6. 教育水準別構成
こちらは10万人あたりに占める割合です。
大卒レベル      8,930人(前回: 3,611人)
高校〜中学レベル  14,032人(前回: 11,146人)
小〜中学レベル   38,788人(前回: 33,961人)
小学校レベル    26,779人(前回: 35,701人)


文盲率(15歳以上が対象)は4.08%で前回の6.72%より2.64%減少しています。


7. 都市と農村の人口分布
都市圏が6億6557万人で総人口の49.68%を占め、農村部が6億7415万人で50.32%を占めているそうです。
都市圏の比率は前回調査より13.46%上昇しているそうです。


8. 地区別構成
東部地区 37.98%、中部地区 26.76%、西部地区占27.04%、東北地区 8.22%という構成になっているそうです。
省・直轄市自治区別の人口数ランキングは広東省山東省、河南省四川省江蘇省の順とのことです。


9. 人口流動
戸籍と現在の居住地が異なる人数は2億6139万人だそうですが、これは居住地とされるのが6ヶ月以上の滞在という条件なので、短期出稼ぎの労働者などを含めると人口流動はもう少し多いのかもしません。




翻訳を中心に簡単にまとめましたが、やはり「少子高齢化」、「核家族化」というのは進んでいるのですね。



情報元 => 凤凰网