中国スマフォメーカーの小米(シャオミ)が決済システム提供会社「睿付通」の65%の株式を取得

中国のスマフォメーカーの小米(シャオミ)がオンライン決済システムを手掛ける「睿付通」の65%の株式を取得するとともに最大の株主となり、小米の創業者にしてCEOの雷軍(Lei Jun)氏が同社の新しい董事長(=法定代表)に就任することになったそうです。

睿付通は2011年11月時点と古い情報しかないのですが、会員数200万人、年間交易額は20億元程度と、アリババグループのアリペイやテンセント系の財付通と比較してしまうと規模の面ではもちろん劣りますし、市場シェアの報告などでも上位に顔をだす存在ではないのですが、それが逆に株式取得の機会を与えたのでしょうね。


速途研究院のデータによると、2015年第3四半期の中国全体での決済システム市場規模は90兆元(≒1,550億円)で、うち33%程度がインターネットで、モバイルインターネットだけでも18.8%とオンライン決済の占有率が50%を超えており、その比率は伸び続けていますが、特にモバイルインターネットでの伸びが顕著です。

2015年度のスマフォ端末販売は目標数値としていた1億台に届かず、その勢いに陰りも囁かれる小米ですが、既に販売した端末も含めターゲット化し、事業の拡大、多角化を図っていく上では、今回の株式取得は今後の戦略に優位に働いていきそうです。


情報元 => TechWeb速途網