中国電信(チャイナ・テレコム)と中国聯通(チャイナ・ユニコム)が2015年の業績を発表 4G契約数は中国移動(チャイナ・モバイル)の独り勝ち

中国電信(チャイナ・テレコム)中国聯通(チャイナ・ユニコム)がそれぞれ2015年の業績を発表しました。
 
まずは中国電信の方ですが、同社の2015年末時点の携帯電話総契約数は前年比1,228万件増加の1.98億件で、3G+4Gの契約数は同2,450万増加の1.43億件、4G単体の契約数は同5,138万件増の5,846万件だったそうです。

 
そして中国聯通の携帯電話総契約数は2.52億件で、4G契約数は4,416万件だったそうです。

 
以前紹介した中国移動(チャイナ・モバイル)が2016年2月末時点と2か月の差はありますが、4G契約数が3.6億件で総契約数は8.3億件だったので、かなりの差があるといいますか、中国電信の総契約数は中国移動の4G契約数にも至っていないということになります。
 
もともと中国の携帯電話市場では中国移動が圧倒的なシェアを占めていて、3Gサービスが中国で開始された際には中国電信、中国聯通、そして中国移動の3社を拮抗させるようにと、中国移動には中国独自規格ともいえるTD-SCDMAをライセンスし、実際に3Gの契約数に限っては一時期拮抗はしていましたが、4Gは中国移動がメインとなるTD-LTEのみが先に許可されるなどもあり、もとの状態に戻った感もあります。
 
国電信、中国聯通ともに4Gの設備投資には引き続き力を入れているようですが、今後どうなっていくのかも継続的に観察していきたいと思います。
 
 
情報元=> TechWeb199IT