Baidu統計:2016年第1四半期中国PC用Webブラウザ、OS利用状況報告

百度(バイドゥ)が自社の各種サービスの利用状況をもとにWebブラウザやPC OSのシェア、利用状況をBaidu統計というサイトで紹介しているのですが、今年の第1四半期の結果が現在公開されているので紹介します。

まず、Webブラウザですが、第1四半期時点ではChromeが40.35%で利用率トップにたっています。

その後IEが31.93%、搜狗ブラウザが3.81%、QQブラウザが3.60%、2345ブラウザが3.58%、猎豹ブラウザが2.48%、その他が14.25%と続いています。特徴としてはIEと2強体制とはいえ、利用率首位に立っていることとFirefox(中国語名:火狐)がランク外であることなどでしょうか。

Net Applicationsの最新データではIEが僅差とはいえ、まだ首位であったということ、Firefoxがシェア10%強を保持していることとのことなので、上記は中国市場の特異性といえるかもしれず、また3位以降に中国企業のブラウザが多くランクインしていることも特徴といえます。

また、IEをバージョンごとに細分化してみてみるとIE 8.0が19.12%、IE 9.0が5.48%、IE 7.0が4.77%、IE 6.0が2.56%となっており、IE 10や11が見当たりませんが、上記14.25%のその他の中に分類されているのかもしれません。


続いてはOSの利用状況です。

第1四半期時点ではWindows 7が51.26%でトップで、その後はXPが32.48%、Win 8が5.42%、Win 10が4.81%、Mac OSが0.79%、その他が5.23%と続きます。Win 7は第1四半期だけでなく、過去1年を対象にしても首位で、XPは利用率が下がってきているとはいえ、まだまだ3分の1程度の利用率を誇っているというのも特徴といえるでしょう。


こう見てみると、中国向けのWebサービスを展開する場合はWindows 7もしくはWindows XPChrome もしくは InternetExplorer という組み合わせのサポートは外せないようです。


情報元 => Baidu統計