2016年3月度中国スマフォアプリランキング MAUの最多は微信(WeChat)、新規インストールの最多はAndroidが応用宝、iOSがYouku

 
モバイルインターネット専門の調査研究会社Quest Mobile(贵士移动)3月度の中国スマートフォンアプリに関する調査データを発表しました。

まずはAndroidiOS全体の月間アクティブユーザー数(MAU)とAndroidのみのMAUのランキングです。

微信(WeChat)QQという中国の2大ソーシャルメディアアプリが全体(左側)でもAndroidのみ(右側)ともに1位と2位を占めており、微信(WeChat)が全体で7億673.3万、Androidのみで4億7942.5万で、QQが全体で5億5396.3万、Androidのみで3億8230.2万というMAUになっています。

3位以下の主だったところでは、全体とAndroidのみで多少のランキング変動がありますが、手机淘宝(モバイルタオバオ、全体:3億4585万 Android:2億8592.4万)、腾讯视频(テンセント動画、全体:2億9390.7万 Android:20647.1万)、手机百度(モバイルバイドゥ、全体:2億8189.8万 Android:2億3555.7万)などが上位を占めています。

アリババグループのモバイルペイメント「アリペイ(支付宝)」は全体では6位にランキングしているのに、Androidのみでは14位まで後退するというのはiOSユーザー率が他と比べて高い、といえるかもしれませんね。


続いては3月度に新規インストールされたアプリのランキングです。

左側がAndroidのランキングで、右側がiOSのランキングなのですが、Androidでは「応用宝」というテンセント系のAndroidアプリマーケットのクライアントが首位に立ち、iOSでは优酷(Youku)という中国最大手の動画サイトのクライアントが首位に立ちました。

その他では爱奇艺视频(iQiyi)や腾讯视频(テンセント)などの動画サイトのアプリがAndroidiOS双方で上位にランクインしているのと、Androidでは百度手机助手(バイドゥモバイルツール)やQQ浏览器(QQブラウザ)などが上位にランクインし、iOSでは手机淘宝(モバイルタオバオ)や配車アプリの嘀嘀出行がランキングしているのも特徴かもしれません。


MAUで今が、新規インストールで今後の動向が図れそうなので、本データは継続的に注視していきたいと思います。


情報元 => TechWeb21CN