中国、パソコンの検閲ソフト義務付け

日本でも報道されていて(関連リンク)、ご存知の方が多いと思いますが...

中国国内で出荷されるパソコンには”绿坝花季护航”と言うフィルタリングソフトを、パソコンメーカーは必ず付属して(プレインストールが必須ではない模様)提供しなさいよ、と言うお達しです。
”绿坝花季护航”を提供しているのは、北京大正语言知识处理科技有限公司自然言語処理などに強みを持っている企業のようです。


中国国内でも当然感心が高まっており(関連リンク関連ニュースヒット件数が3,266件!
Blogなどでも注目を集めてますが、その中でも興味を引いたのが、搭載すべきソフトウェア”绿坝花季护航”自体がBSDライセンス違反ではないか?と言うもの。
http://robbin.javaeye.com/blog/406125

言い回し自体が少し過激なので全文翻訳は避けますが...(^^;)
同ソフトウェアが利用しているOpenCVと言うコンテンツ解析ソフトウェアがBSDライセンスであるにも関わらず、同ソフトウェアはBSDライセンスを適用していない。OpenCVのコミュニティチームは同ソフトウェアを提供する企業を訴えるべきである。また、このソフトウェアはOpenCVをはじめ色々な出来合いのものを集めただけのもの。中国がなぜソフトウェアコピー大国と呼ばれるかを考えるべき” と。



インストールは強制ではないと言う声明を受け、インストールするか否かを問うアンケートでも圧倒的多数でインストールはしない、との回答結果が。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0612&f=national_0612_013.shtml



その他にも、規制の対象は本当に”子供の”ネット閲覧かという声も。それを受けて政府も釈明の会見を行っているようです。
http://www.recordchina.co.jp/group/g32302.html
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0611&f=it_0611_003.shtml



実際に7月1日になって、どう動くのか、どう対策していくのか今後も要注目です。